2016年12月8日木曜日

照沼重輝の中国彷徨記(福州市)・・・13

2016.12.8木 晴 午前6:02
 上海から石材の購入先の相手探しで行った。上海から1時間半のフライトで行けた。思い
出せないが何故か軍人の案内で福州市を廻った。泊まったホテルは五つ星で立派なもので
あった。ホテルの中庭が広く、中国古来のつくりのようであり、私たち5人はそのホテルで
食事をしたり、バーで飲んだりをして楽しんだ。次の日の仕事は、石材の工場を探さなくては
ならないので、朝から軍人の車で石材工場を探した。道中に石の建造物があると、そこで
車を降りてそれを見たりしながら、福州市周辺を彷徨った。福州市の石質は柔らかくて、
墓石などに役に立たないものであることが徐々に分かりかけてきたので、私の発見力と
探求力が落ちてしまった。色々探しまわっているうちに建築物に有用な石は、福州市から
800km程、南下したアモイの近隣の山から出る石が良質であることが判明した。そこで
福州市周辺の観光をしようと決めて町の100km周辺を観光した。1000年前に埋もれた
お寺や弘法大師の漂着した海岸等の観光地を求めて歩いた。そのお寺は、数十年続いた
砂嵐で埋もれたようなお寺であった。寺の僧に案内されて、地下の寺の中に入った。
寺と一緒に埋もれていて生きていたガマガエルが、水槽の中に生息していた。このガマ
カエルは1000年も生きていたのであろうかと疑問を感じながら見つめた。日本にもいる
ような模様のカエルであった。カエルの目がジッーと私を見つめている。私はカエルに
「どうやって長年生きていたの」と話しかけたが、無言で私をカエルは見つめ続けていた。
思えば、人間の浅ましい疑問かなと考えて、その答えを待たないで次のスポットに移動
し、大汗をかいて寺の外に出た。何とも不思議なカエルであった。何時までも忘れれない
不思議な見学であった。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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