2016年12月24日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(モーテル泊)・・・4

2016.12.24土 快晴 午前6:41
 三回目のニュヨークであったがキチンとしたホテルに泊まったことが数少なかった。その
経験不足から予約なしの宿探しに不安があった。マンハッタンのホテルは高すぎて泊り
たくなく、自身でホテルを探す他ない旅であったから、私はアメリカのモーテル事情を多少
しいて調べておいた。最も前回と前々回はモーテル利用を多少経験したが、その時は
アメリカの友人が連れて行ってくれたから泊まれたのであって、自身で部屋をとったわけ
でなかった。今回は安いホテルをとるのが目的であったから、それはモーテル以外に
無いのである。その安めのモーテルはマンハッタンには無い、そこから少し離れた町に
行くほかない。そこで運転練習の意味で、マンハッタンから外の町に出ることをしてみた。
ハドソン河を左に見て走り、ジョージワシントン橋を思い切って渡り、IN80号線を西に
走った。30分ほど走り、ハイウエー出口を出て、一般道に入った。程なくしてスーパー
があったので、運転練習代わりの思いで駐車場に入った。駐車をして店の中に入り、
買い物をするふりをして気を休めようと考えたのである。カートを押して店内を歩り、
商品探すふりをしていたが、カートが空だと怪しまれないかと思い、安いペットボトル
を2ダースほど買った。それに非常食もあれば便利と思い買い、精算を済ませ外に
出た。駐車場からまたハイウエーに乗り、30分走り、モーテルの看板を見たので
そのモーテル駐車場に入った。私が先に入りモーテルのクロークで「Get a room toni
ght?」とゴチャペ英語で叫ぶと「Ok one bed or two bed」と聞き返された。私はツインが
合理的で安いので「Two bed」と言い、パスポートとクレジットカードを出した。受付
女性は怪訝な顔をして私たちに部屋の鍵を渡したのであった。私はアジアの男が二人
ずれで部屋をとったからだろうと考えた。これが初めてアメリカで自分の力で部屋を
とった最初であった。これ以後の旅で部屋を探すのが私の役目となってしまった。
次回は、アメリカの居酒屋での思い出を記します。
              アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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