2016年12月29日木曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(イリノイ州へ)・・・9

2016.12.29木 晴 午前5:11
 ニューヨーク州➡ぺンシルバニア州➡オハイオ州➡イリノイ州へ向かっていた時、イリノ
イ州のシカゴを見ておくべきと考えた。州間高速道路80号線から数百キロ北上すると
シカゴに行ける。何故、シカゴを見たくなったかというと五大湖周辺の産業の巨大さを目に
したかったからである。それと今迄のアメリカ映画でシカゴの町を幾度となく見ていたから
でもあった。私はシカゴ見たさにスピードを上げ、アメリカ音楽にラジオを合わせ、快調に
走った。数時間でシカゴが近づいてきたので、あらゆる目に入るものを観察し始めた。
橋げたの厚さと太さは鉄の町を象徴し、数十本の線路とその方向の枝分かれ、鉄粉
が飛び交っていた名残か、錆びた道路沿いの金属性の構築物、シカゴの町に入る高速の
車線が極端に多くなってきた途端にシアーズタワーが見えてきた。アメリカで一番高い
ビルである。いよいよシカゴの町の中心に入ったので緊張感が湧いてくる。思い出したが、
テレビ映画で有名になったR66号の始発点や野球のカブスも見ることができると思うと
ワクワク感が私に押しよせてきたのであった。駐車場を探して車を停め、待ちきれない
ように町に歩いて出た。真っ直ぐに鉄道のシカゴ駅に向かった。周囲のビジネスマンの
いでたちが実にスマートで眩しく見えたのであった。町を歩く男女のカッコ良さは、日本
では見られないカッコ良さである。女性は金髪を靡かせ、流行のスーツを着て、長い脚で
目的に向かって歩く姿はグーであった。次回は、シカゴを出るを記します。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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