2016年12月14日水曜日

照沼重輝の中国彷徨記(西湖湖畔の食堂)・・・15

2016.12.14水 雨 午前6:15
 上海から250km西の杭州に西湖はある。電車ならば昔は3時間だが、今は2時間も
かからないで行けるし、高速道路で行けば2時間一寸で行けるところである。中国の地上
の天国は、蘇州と杭州という。私は多分に20回以上はこの町を訪問していると思う。
車で行ったり、電車で行ったりしたが、杭州は歴史のある巨大な町であり、南宋時代の
昔は首都でもあった。その杭州の町に有名な西湖がある。岳飛や蘇東坡などは歴史を
代表する貴人であるが、数えきれない有名な人を輩出した町が杭州であり、その杭州を
代表する有名な観光箇所が西湖である。私がこの町へ行く目的は、商談と日本からの
貴賓客を案内する時が多かった。上海を出ると、ビル群が遠ざかり、水田風景が暫く続き、
桑畑が出迎えて、二層や三層の農民の家が見えてくると、間もなく杭州である。高速を
降りると、高層ビルがやたらに多くなり、広いラッシュ中の道路を西に向かうこと1時間、
美しい西湖が真正面に見えてくる。大きな西湖を1周するには1時間を要するであろう、
俺はいつも西湖の周りを、四分の一程度の時間を走ったところで、左に折れて有名な
うどん屋に向かう。この店はいつも超満員である。今までガラガラの時にお目にかかった
ことのない有名な店である。中国人でも一度は行ってみたい有名な店である。
 西湖を見ながら、有名な沢庵みたいなお新香と日本でいうなら田舎風の白いウドン、
ボールで運ばれる川魚のスープを食しながらの昼食は格別である。食べ終わって
寛ぐ時間は無い、早く開けてくれないかと次の客が並んでテーブルを待つのである。
口に入っている食物を嚙みながら退席をする羽目になる。そんな有名な店が杭州
にある。
                  アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

0 件のコメント:

コメントを投稿