2016年12月4日日曜日

照沼重輝の中国彷徨記(島の朝)・・・10

2016.12.4日 曇り 午前11:33
  海口を振り出しに南へ南へ走った。昨夜に泊まったリゾートホテルから早朝散歩に
出た。高い椰子の木の下を部落の方に歩いた。子豚が野放しで飼われている風景や
農民が朝の軽作業をしている風景を眺め、俺の心は和むのである。道路は舗装され
ていないので、足元を見ながら小一時間を歩いた。遠くの青い空にジェット雲を見な
がら歩いたり、目を落として白砂を眺めたりして、更に奥の部落に入っていった。
中国奥地の海南島の島の雰囲気を十分に味わえたので、ホテルに戻り、現地の朝食
のバナナだけを食べてから、ホテルを出発した。更に、南へ南へ車を走らせ、地名の
知らない岬で休息をとるために、岬の最先端に入っていった。すると、現地の若者数人
が、私たちの車を取り囲み、ハンドルが操作できないようにして、先導をし始めたので
ある。案内された駐車場は、現地民が占有利用している駐車場であった。初めは
恐怖があったが、自分たちの収益に関するだけの先導であることが解り、我々はホット
した気分で現地民に接触をし始めた。
           アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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