2015年5月25日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ゴーストハウス)・・・48

2015.5.25月 快晴 午前6:45
  水戸弁・・・昨日はよー、風で午前中は寝ていたっぺが、夕方から調子が戻ったよ。
  インターステイト80をオマハからシャイアンに向かって走っていた時に砂漠の中に
一軒家が見えた。ハイウエーは高所だったので、そのゴーストハウスは低所に見え
た。私は次の降り口まで車を走らせて、Uターンして反対側の路線にのり、一区間
を戻った。ゴーストハウスが遠くに見える降り口を降りて、その一軒家に向かった。
そこに行く道路は壊れていたので、注意深く小道あるいはブッシュを進んだ。遠巻き
に這うようにしてそこにたどり着き、周囲を念入りに観察しながらドアに向かった。
馬を繋ぐ馬先棒が庭先に立っている。周囲の庭を動物の糞が無いかを見た。建物
はところどころガラスが割れ、入口のドアは開いたまま、時々風で動いている。
庭の草木は何年も手を入れてない、それは砂漠の中のいわくつきの異様な建物に
見え始めた。砂漠の中なので凶悪犯罪に襲われたか、砂漠のなかで病気になり
逃げ出したか、色々な想像力を援用たが、当然にゴーストハウスになった意味は
分からない。
   私の冒険心も高まり、中に入ることを決意した。予想できる危険は住人がいて
侵入者ということで撃たれるか、砂漠の毒蛇の巣になっていて蛇が押し寄せるか、
既にゴーストハウスに死者が横たわっているか、伝染病の菌が蔓延しているか
等々を考えてみた。それでも侵入することにした。生まれて初めて見たゴースト
ハウスを体験したくなったのである。恐怖より興味が優先した私の心理は、ワク
ワク感が入道雲のように満ち溢れてきた。進め、進めと言い聞かせてドアを
押した。明日はそこで見たものを記します。
                        アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

1 件のコメント:

  1. 何が出たんだ。無事帰れたか、ゴーストハウスに姫がいたのか、早く書けよ。

    返信削除