2015年5月9日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(車内で目が覚めたら)・・・34

2015.5.9金 曇り 午前7:30
   水戸弁・・・習志野周辺の街に泊ったんだよ。敬愛する先輩の通夜に来てんだ。
車内で目が覚めた。午前5時頃だった。いち早くフロントガラスから外を観察した。
昨夜はあった車が無くなっていた。それも、既に数台しか残っていなかった。公共
水道で洗面をしている人がいる。大きい黒人であり、私が車を降りて行ったら、
ジロッと睨みつけられた。私は目線をずらし、横に立って朝の挨拶を丁重にした。
図太い声が返ってきた。素早い英語で何かを言っている。私は「ごめんなさい、
英語ができません」と答えた。黒人は優位に立った姿勢で「オーケー」と言ったよう
だ。洗面所で顔を洗い、目を覚まし、五感を戻した。目が覚めてから、数十分過ぎた。
さらに、辺りを観察した。遠くにロッキーが見え、頂上に雪を抱いていた。超フレッシュ
な空気を胸一杯吸い込んだ。遠いロッキーの頂の空気を吸い込めるほどの力で
吸い込んだ。美味い、美味い、まだ口の中にロッキーの空気が残っているようだっ
た。軽く歩きながら、小散策をしながら休憩所の裏に周ってみた。ゴミは散らかって
いないので、心地よい散歩ができる。また遠くを眺めると、ロッキーの反対側なの
で東方面であった。広ーい平原らしき台地が望めた。東からは野草の匂いが漂って
くる。西のロッキーからは雪の匂いが漂ってきたのである。雪の匂いとは、ひんやり
とした何ものも寄せ付けてもらいえない厳しい匂いと形容しておきます。
   朝起きたら、小散歩をして、その土地の感動を心に刻み、感受性を鍛えたり養生し
たりしての彷徨い旅は更に続きます。明日は旅の途中でを記します。
                                          アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

0 件のコメント:

コメントを投稿