2015年5月13日水曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(農耕地と夕日)・・・36

2015.5.13水 曇り 午前5:40
  水戸弁・・・台風はどこに行ったっぺか、風無し、雨無し、鉛色雲低いが凪になった。
アメリカではどこかの町の外に出ると、先ず目に入る光景は、林か農耕地であった。
農耕地にはジャガイモかトウモロコシが植えられていたのが多かった。畑と地平線
はお揃いであり、地平線の彼方には夕焼けが似合う。東から西へ向かう場合には
夕日を見るようになり、反対に向かう場合は朝日を見ることになります。大平原を
西に西に向かった時であるが、行けども、行けども農耕地の景色と出会った。窓を
閉めて走っているが、窓から土の匂いと作物の匂いが入り込んできた。植物を観察
すると、トウモロコシのようである。長方形の土地にビッシリとトウモロコシが植えつけ
られていた。背丈の低いトウモロコシであるが、幹が太く、実も育っていた。不思議に
これを狙うカラスが見えなかった。日本ならば実の柔らかい時は、鳥類の最高の餌
になるはずであるが、アメリカのカラスには、トウモロコシは大した餌にならないの
だろうと思った。朝9時に出て、午後の3時ごろまでトウモロコシを見続けた。出来る
なら、畑に降りて茎や実を手にとって見たいが、高速を120Km以上のスピードで
走っているので無理だった。緑の水平線を終日走ってから、夕方に宿に入る。気が
付くと、私は鳥と似ている生活を大陸横断中は送るのであった。明日はモーテルに
入るを記します。
                                      アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
                                                                   夕暮れ時

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