2016年7月2日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ダラスイン)・・・26

2016.7.2日 曇天 午前6:53
  朝早めにモーテルを出る。東の空が黄金色に輝いていた。
早々に荷物を車に積み、エンジン開始、簡単な車内チック後
に出発した。モーテルの駐車場から一般道に出てIN40号線
にのる。早朝でもIN40号線は車が多いので、慎重に本道に
入る。慣れてくるとラジオのスイッチを入れ、アメリカ音楽に
酔いしれ、本場の英語に満足して、俺は笑みを浮かべて
ハンドルを改めて握り直しをする。スピードが乗ってくる、
ウッカリしているとスピードメーターは100マイル(日本では
160km)に届いててしまいそうだ。ハット思い80マイルに
スピードを下げる。前方遥かにIN40号線が鉛筆の芯のように
細くなり、その周囲の景色が霞に薄ぼんやりしている。その
前方の景色を囲んでいる山々の肌は赤茶色となって目に
入る。この瞬間に俺の心中は「前進」のエネルギーが満ち
溢れてくるのだ。このエネルギーを日本に持って帰ることに
なり、しばらくは日本でそのエネルギーを消費することに
なる。それが俺の活力源と思われる。そんなことを思って
いるうちにダラスが近くなってきた。農業地帯を抜けると
ビル群が遠くに見えてきた。いよいよダラスだ、細心大胆、
勇気をもってダラスに入り、アメリカのテキサス魂を探ろう。
次回はテキサス魂を探るを記します。
      アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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