2016年7月25日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(二番ホール)・・・39

2016.7.25月 快晴 午前6:35
 一番ホールは緊張の上でボギーで上がれた。二番ホールに移り、コースを眺める余裕
ができ、順番を待つ間とテーグランドから観察をした。大きな高い木がフェアウエーの左
側に立ち、右に広々としたフェアウエーがあるがミドルバンカーもある。ショートカットは
左側の松の木の上であり、どちらに打つもラッキー性を期待するほかない。俺は最後の
打順に立ち、ゆっくりテイクバックをしてから思い切り一番ウッドを振り下ろした。覚悟を
決めて打っているのでヘッドアップはしないので、ボールは良い弾道が出て木の上を
難なく越していった。アメリカ人2人がグッドショットと声をかけてくれたが、ボールはアメリ
カ人の70%前で止まってしまった。理由を考えると、パワー不足、地面が湿地地帯で
バウンドが稼げないと判断をした。グリーンまで残り220ヤードはある地点だった。アメリ
カ人がスコープを出して残りのヤードを見てから俺にそのヤードを教えてくれた。日本に
このスコープはあるのかと言いたいようであった。俺は第二打目のクラブ三番ウッドを選ん
でからボールの後方に立ち状況判断をした。グリーンは左から右に傾斜が有り、後方は
小高い傾斜を持ち、ピンは真ん中にあるようだと判断をした。アメリカ人二人が無言で
俺を観察している。多少の緊張の上で三番ウッドをテイクバックから振り落とした。三番
ウッドは得意のクラブであるから平常心で打てた。ボールは低飛行から高飛行に移り、
見事にグリーンに落ちていった。ナイスオンの声が聞こえたので、俺は悠々とグリーンに
上っていった。アメリカ人二人もボールがグリーン上にあったので、俺はナイスオンと
賛辞を贈った。俺のボールからカップまでは平たんなコースであるが、距離があったので
バーディは出ずパーで上がった。同じくアメリカ人もパーであった。互いにナイスパーを
連発してより友達になれた瞬間である。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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