2016年7月23日土曜日

照沼重輝のアメリカ・中国大陸彷徨記(テイ―グランドに立つ)・・・38

2016.7.27土 晴 午前7:27
 俺は「アイ・アム・バタフライ・イン・マイ・ストマック」であった。白人が名乗り、黒人が
名乗り、俺が自己紹介だけは流ちょうな英語で名のったが、打順をどのように決めるか
分からないでいたら、黒人が俺に打てと言う。俺は遠慮して手まねで「どうぞ先に」
と表示をした。それで、黒人、白人、俺という順序で打つことになった。その前に職業
紹介を黒人から先にされたのである。黒人はアメリカ軍人で白人は民間航空のパイロ
ットと言った。俺は貿易商だと自己紹介をしたら、どことどこの貿易だと質問をされたの
で、中国とアメリカだと言った。それでゴルフのオナーが決まり黒人が打ったら、ボール
は右に反れたが、大巾に飛んだ。それでも黒人は舌打ちをした。白人が打ったボール
はドロー系で見事な角度を描いてフェアウエーのど真ん中に落ちた。最後の俺は緊張
してテイーグランドに立ち、真ん中にボールが飛ぶように念じ、ドライバーを振り上げ、
ボールから目を離さずに力を抜いて振り下ろした。スライス系のボールが右の林の
ギリギリ線上に落ち、黒人の打ったボールから70ヤード後方に落ちた。俺は下手だが
ゴルフ歴は長いので、若い彼らのゴルフの進行リズムよりは順調に進む。クラブ選択も
瞬間に判断できる。NO1のホールは420ヤードのミドルで距離がたっぷりあるが、
スムーズに3番ウッドを取り出しワンオンを狙ってボールの後ろに行った。グリーンを
遠くから観察した。左は短い芝で幅が有り、右は大木や深いラフが有り、グリーンの
先はOBとなっていない。外れるならば左であると考え、絶対注意の右を避けた打ち方
をしようと決めてバッグスイングに入った。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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