2016年7月30日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(五番ホールの大木)・・・42

2016.7.30土 快晴 午前6:21
 俺は四番ホールをパーで切り抜けられた。グリーンは大きくアンジュレーションがたっぷり
あるホールだった。五番に立ってロングホールを眺めた。フェアウエーは広いが距離もたっぷ
りである。左側にはなんの木か分からないが大樹が無数に茂っている。右側は広いラフが
広がっている。右のラフは危険と思い、やや左側を狙って打った。テイクバックが早く、ボール
は左の大樹群に向かって飛んで行った。早くも心に不安が押し寄せている。ボールの方向に
カートを全速力で進めた。案の定である、ボールはフェアウエーに向かって大樹の後ろに
落ちている。ボールは出すだけであり、確実に一打を失う状況である。ボールの位置に立って
何度も脱出口を探すが、脱出口は見つからない状況である。やむを得ない、フェアウエーの
後方に出す他なかった。俺の心は瀕死の重傷であるが、平然と装い、後方に出して、次が
狙えるポジションにボールを運んだ。距離570ヤードのロングは長い長い。俺は三打目と
なり、次をスプーンで打った。既に心は揺れ動いているので、へなちょこボールになった。
ヨロヨロと飛んだボールはグリーンまで相当な距離を残している。アメリカ人が同情する
ような顔で俺を見ている。俺は焦った、カートをフルスピードでボールに向かって走らせた。
既に四打目に入るが、距離は250ヤードを残している状況である。焦りが幾重にも押し寄せ
ている。俺の心は既に平静心が砕けていた。次回は散々な・・・・。を記します。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

                    木々は揺れ、嵐来襲、心理は同じ状況
 

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