2015年8月9日日曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(V字横断)・・・新2

2015.8.9日 曇天 午前7:00
   水戸弁で・・・昨日は自宅の目の前で村の花火大会だったっぺ、家にいられなかった。
俺は大陸を彷徨する快感に憑りつかれたのか。前回のニューヨークからサンフランシス
コへの横断時に、横横断が終わったのだから、次回は縦横断をしようとゴールデンゲート
上で考えた。今回はその旅の思い出から記します。
    春遅い三月に飛び立ちました。着いたところはまたしてもニューヨークとなり、慣れた
レンタカー会社でキャデラックミニバンを調達し、ニューヨーク華僑が待っているマンハ
ッタンに向かった。ところが道を誤り、JFKケネデイ空港の裏側に行ってしまい、右往左往
を繰り返しながら、待ち合わせの場所に行き、彼と合流ができた。彼は浙江省出身の
ニューヨーク華僑で、奥さんは中国の革命作家郁達夫の直系であり、気品溢れる奥様
である。彼のビジネスは輸出入業である。カザフスタンとその周辺国家の鉱物資源を
中国内陸に輸入したり、中国の糸編製品をアメリカまで輸入したりする会社を経営して
いる。その彼が、アメリカの富豪の一員であるセンチュリー21という不動産会社の会長の
自宅を譲り受けた家に住んでいるという。そこに私を今回は招待してくれたのである。
    しばらくぶりの再会の眩しさを強い握手でかわし、お互いの無事と発展を喜びあい、
彼の先導で高級住宅に向かった。くねくねと曲がった道を上り、数分でマンハッタンとは
およそかけ離れた空気の美味しい高台に彼の住宅があった。マンハッタンが一望できる
最良の場所にその邸宅はあった。奥様や子供さんが俺を迎えてくれている。凄い門、
数百人いても目だた無い広い庭、大きいプール、家族や友人と寛ぐ庭のスーペース等、
日本の家とはかけ離れた雰囲気である。アメリカも日本も成功者が演じる家庭の雰囲気
がそこにあった。
                                     アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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