2015年8月7日金曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(終着点で乾杯)・・・82

2015.8.7金 快晴 午前6:20
   水戸弁で・・・10年の朝の散歩で会う人は同じだな・・・、新しい発見を望んでだよ。
   ニューヨークを出て、10日目でゴールデンブリッジの上に達した。俺の心は満足感と
達成感で一杯になった。今まで来た東の方面を望み、目礼をして東の果ての神に感謝
した。日本の方面に目をやると太平洋が微笑んでくれた。この感動は60歳の時であっ
た。俺は自分の体の節々を検査してみた。頭異常なし、目異常なし、鼻異常なし、口
異常なし、首異常なし、肺異常なし、関節異常なし、筋肉異常なし、これ以上の検証
は面倒くさいほどであった。信じられないほどの異常なしであった。日本を出る時に
東海村の大神宮で旅の安全と武運長久の参拝祈願をした結果である。
     橋の上で日本から持って行った焼酎で一人高らかに乾杯をした。隣のアメリカ人が
不思議そうに俺を見ていたが、お構いなしの日本語で「乾杯」と叫んだ。大神宮様と
空と海と大地に感謝の意を唱えた。
     思えば2週間の休暇を取って出た旅であった。未知から始まった旅だだったが、旅の
途中で旅のコツを知り、後半は楽旅となった。そこに入るとそこの現地人になれた。食べ
物やそこの空気と水にはすぐ慣れた。だから疲れなかった。疲れなければ、次の旅を
計画したくなる。早くも次の旅は、ここだと決めていた。明日からは、次の旅を記します。
                                        アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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