2015年8月4日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(次の町はサンフランシスコ)・・・80

2015.8.4火 快晴 午前6:〇〇
   水戸弁で・・・早く起きっちまったぺ、午前4:30に散歩に出た、汗が出て気持ちがいい。
   朝はサクラメントで迎えた。午前8:〇〇で太陽が既に高く昇っている。透き通るような
青空を見上げ、車に乗り込んだ。サンフランシスコまで約200Kmあり、午前10時過ぎに
は金門橋に到達するはずである。アメリカ大陸横断の旅で既に10日以上走っている
ので、頭の中で到達時間が計算できるようになっていた。到達したら金門橋の上で、日本
の焼酎で大乾杯をする予定である。心がはやる、このような時が危ないのだ。今日も慎重
に行こうと決め、エンジンをかけた。モーテルの出口からIN80の入口に入り、高速に乗っ
た。加速をしながら、周囲を見渡した。ニューヨークを出たばかりの景色は、トウモロコシ畑
と林が続き、シカゴ周辺では工場やポテト畑が多く、ロッキーの麓は牧場であったが、ネバ
だでは砂地が多く、カルフォルニアに入ったら背の高い山林が多くなった。左が崖、右が
高い丘に挟まれた高速を走り、サンフランシスコに向かった。太陽を背に受けて走ったの
で景色がよく見える。潮の匂いがしてきたので、海が近くなったことが分かった。何処かの
岬が靄にかすんで見えてきた。思えば、ニューヨーク州を出て、ペンシルバニア州、オハイ
オ州、イリノイ州、アイオワ州、ネブラスカ州、ワイオミング州、ユタ州、ネバダ州、カルフォル
ニア州、カルフォルニア州まで来たのである。無事故無違反で今日まで来られたが、運が
良いと言うほかない俺の運転である。自分ながら強運だと思えた。この運を大事にしなくて
はならない。アメリカからそーっと持って帰る一番大事な土産と確信をした。
   まもなく金門橋に上がれるはずだ、俺はアクセルを軽く踏み込み、遠くに見える金門橋に
まっしぐらに向かった。
                                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・・・照沼重輝

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