2015年4月7日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(マンハッタンの方向探知)・・・11

2015.4.7火 雨 午前5:00
   水戸弁・・・朝からよー雨が降ってから早朝散歩はでぎねーべと思ったぺーよ。
   最初にニューヨークに行った時にひどく疲れた。なぜかと疑問を抱き続け旅を続けていた。
ハッと閃いた原因は、ニューヨークの東西南北が全く分からないで彷徨っていたので、疲れ
るのでないかと考えた。北をひと先ず探せば全方向が分かると思い、船乗りに聞いた話の
動かない北極星を見つけようと、ビルの谷間から見渡したが、ネオンの海に埋もれた谷間
からは探せなかった。後で考えると、見えるわけがなかった。次に、南十字星を探したがこの
星も見えるわけがなかった。次の日に磁石を買い北を定めてからニューヨークを彷徨った。
全然楽になった感覚で、あちこちを歩いた。ロングアイランドのジョーンズビーチに行き、更に
奥のアメリカの作家が多く住んでいる突先までドライブができた。ジョーンズビーチでは浜に
降りて砂遊びを楽しんだ。目線水平まで飛んでくるカモメを見て鳥になりたくなった。日本の
思い出が頭を過った。磁石のおかげでヤンキースタジウムや友人の家に容易に行けるよう
になった。磁石は中国で発見されたものである。広大な大陸で戦争をする場合は、自分の
位置や敵の方向を探るのに使用されたらしい。磁気を帯びた石を器の中に浮かべ、東西南
北を定めたようだ。
   後に中国大陸を彷徨っている時に自分なりの方法を見つけた。中国の揚子江沿いに仕事
に行っている時に、訪ねる相手方の方角が分からないで困った時があった。人家の窓から
ヒントを得た。人間の家はどこでも太陽を南西に取り付けるのでないかと考え、人家の窓の
方向から東西南北を推測した。一つの方法から次々に方角を定める方法を楽しく研究する
ことが出来た。窓、太陽、月、風の方向、木々の枝の向き、人の影等、旅先での楽しみが
増えた。
   大陸での方向探知は楽しい。砂漠での夜空、終日車と会えない原野、太陽がきつい湿地、
疲れないで彷徨う方法の何種類かを今までの旅で発見しました。今後のブログでお披露目
して行こうと思っています。
   明日はマンハッタン周辺での出来事を記します。
                                       アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝


0 件のコメント:

コメントを投稿