2016年6月4日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(空港駐車)・・・11

2016.6.4土 快晴 午前6:59
  俺たちは車を飛行場の一番便利な待ち受け場所に入れた。しかし、ここは
駐車違反なので、一人は見張りということで車内に残り、他の友人たちは飛行
場見学に行ってしまった。残ったのは俺で犠牲的精神を発揮した。アメリカだか
ら歩道を右に見て駐車することになる。無論、運転席も右にある。俺は目を狐
目にして辺りを注意深く見た。警官とパトカーが対象である。パトカーが何も
言わないで立ち去った。助かったと思ったが、昔を思い出したことがあった。
アメリカ警官はエリア外で余計な仕事をやらないのである。それで、一回目の
パトカーは助かったのであった。二台目のパトカーが来た。マイクで叫んでいる
「ここに停まるな」と言っているのだと思い、俺は車を発車させた。一回り回って
くれば行ってしまうと考えた。アメリカの空港周辺の一回りは大変なことだと
思っていたが、ラガーデイア空港は特に大変であった。右左、右左と車線を変え
てもとに戻ったら、パトカーがまだいた。それでパトカーがいなくなるまでに
三回りをしてしまった。戻ったら、友人たちは車がないので電話をかけてきた。
「どこに行っちまったんだ」俺は「空港を三回りしている」というと、友人「早く
戻れ」と言ってきた。俺は大声で「ここは成田と違うのだ」と言って憂さを晴ら
したのであった。
             アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

0 件のコメント:

コメントを投稿