2016年6月18日土曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(アパ山脈)・・・18

2016.6.18土 快晴 午前7:00
 首都ワシントンから短時間でアパラチア山脈に入った。山脈の頂上乃至
中腹をダッジ6人乗りで飛ばした。初めは周囲の美しさを見とれている余裕は
無かったが、慣れてくると徐々に景色が見えだした。いつも山々の景色を眼下
に見て走れた。東南の大西洋側の山々や町並みが紫や緑になって目に入る。
南側で目に入るものは森林だけだが、まじかに見る常緑樹は美しかった。西の
太平洋側は山を見上げるだけである。北側は後方であるから、バックミラーで
しか拝めなかった。しかし、車内で仲間は楽しい話や行程についてお喋りを
楽しむ。俺は黙々と車外の予測できる危険性と対処法を考えて走っている。
  時折、直進してくる車と出会うが、全く危険性は感じられなかった。山賊や
交通事故とあったらどうしようかの方法は俺の中で構築されているので、不安
感は湧出してこない。
 アメリカの山々は正に自然の宝庫である。そこの空気を腹いっぱい吸い、
肺一杯吐き出した。正にこの瞬間が旅をしていることを感じるのだった。やがて、
昼食時間になり、農民が経営するドライブインに入った。ここの野菜類が素晴ら
しく美味しかったのは言うまでもなかった。
 次回は農民ドライブインを記します。
           アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝 

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