2016年6月20日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(農民ドライブイン)・・・19

2016.6.20月 雨 午前6:17
 アメリカ農民が経営している食堂に入った。野菜、肉類、乳製品類など全部が
新鮮でした。バイキング方式であるから食べ放題であり、料金は20ドルだった
と記憶をしている。野菜はどこまでもみずみずしく、香りがこおばしく、直ぐ食べ
たくなるようであった。肉類はアメリカ大陸に比例しているような巨大さである。
日本人ならば、一人前を二三人で食べなくてならないような巨大さである。
乳製品は牛の体から直接出てきたような風味があり、その一つ一つの量が
大量であった。俺は太めなので物怖じをしながら、各食べ物を皿に取った。
 テーブルの戻り、友人たちの皿を何気なく見る。アメリカ人に負けないような
量を全員が皿に盛っていた。そっと当たりのテーブルの皿を盗み見た。驚く、
アメリカ人は、多めにとった我々の量の二倍前後を盛っているのだ。俺は頭の
中で胃袋の形と大きさを描いた。日本人の胃袋は茶碗サイズ、アメリカ人の
胃袋は小型のバケツサイズかなと考えてしまった。そのような人種と戦争を
した日本人の無謀さを思い出してしまった。俺はそのことが頭から離れず、
寒々として食堂を後にした。
        次回はモーテル内の亡霊音を記します。
しばらくはこのような気分で走りました。

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