2015年3月31日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ケネデイ空港に着いた)・・・5

2015.3.31火 快晴 午前6:40
   散歩は昨日の疲れが残ったので休んでみたが天気極めて良く残念な朝を迎えてしまいました。
機体はニュークケネデイ空港にガツンと着いた。機内の窓から見えるのは、空港のゴルフ場や
空港ターミナルのビル群である。それに、百機以上の世界の旅客機がターミナルに横付けに
されていた。私の心はとうとうニューヨークに来たという心で破裂しそうにわくわくしてきた。
   入国管理局のカウンターまでは皆についていけは良いので悠々と行けた。どこに並ぶ心配
も無く誘導されたところに並んで順番を待った。どこの空港も同じような仕組みであるから、
ニューヨークでも係官の前に立ち、質問を受ける仕組みであった。係官「どこに行く」「目的は」
「旅費はいくら持っている」等々の質問を受けた。私は「訪ねる住所」「観光」「所有している
金の量」等を英語で答えた。係官「どうぞ、入国OK」等と言っているようだとしか分からない
が、難なく通過できた。
   次のゲートは税関、難問が待ち構えている。それは日本の刺身を凍らせてアメリカに持ち
こんで、夕食は刺身と日本酒で一杯やる計画を実行するために生ものを持っているからで
ある。とりあげられたら一巻の終わりであり、呑み助にとっては痛恨の極みである。係官の
前を出来るだけ目をそらさないで、ゆっくり歩いた。睨みつけて歩くわけでなく、自然体の
目で歩くわけである。これがその国の禁止されている物を持っていると、なかなか難しいの
だ。そのような時は、自分が俳優演技テストを受けているつもりで、係官の前を歩くのである。
通過できた途端に、夕食の刺身と日本酒が頭に浮かび、ゴクと生唾を飲みこんだ。生の体は
騙せないようだ。生唾テストをされたら、ばれたかもしれない、と思った。
    明日は手荷物を受取り、空港の外の出てレンタカー会社に向かう行程を記します。
                                          アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝



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