2015年2月5日木曜日

2015年のアメリカ計画(500kmメキシコ湾沿い)・・・39

2015.2.4水  曇天  午後10:00
   朝9時に出て魚市場を探した。最初に行ったのは昨夜聞いた魚の小売店でした。冷凍庫に魚が
入っていて大量に見られませんでした。次に店のおやじに聞いて向かったのは、フィシャーマン・マーケットでしたが、そこはレジャー船のポートでした。大西洋の彼方を見て愕然としてしまった。
気を取り直して、それから向かったのは、昨夜にネットで調べておいた漁港です。確かに、小型漁船が係留していましたが魚はどこにも置いてありません。停泊港を中心にメキシコ湾沿いを探しましたが、レッドスナッパーの影は探せませんでした。諦めかけていた時に、魚の土産店が目に入り、中に入ると立派なレッドスナッパーが切り身で半身の何枚かを売っていました。干物の加工品ではありませんでした。冷蔵庫から手に取り、裏の産地表現を読んでみると、メキシコ産であることがわかりましたので、主人に聞くとメキシコから輸入物であることを告げられました。がっかりして店を出て復路を戻ろうとしました。ドアを出る時英語での「サンキュー」の言葉が肩に食い込みました。しかし、このままでは帰国できない。意地にかけても、同伴のヒロにレッドスナッパーを見せたくなり、まっすぐダラスに帰らずにガルベストン・・・ヒューストン・・・オースチン・・・ダラスへとコース変更を決意した。ポートイザベルからレッドスナッパーを発見したガルベストンまでは大西洋沿いを東に移動する必要があります。ポートイザベルを午前11時に出て、午後8時以降に着くことになりますが、あまり遠いとがっかりさせることになるので、すぐだよと、言葉短かめに説明をして出発しました。この日は安宿のため何もない小パン1個だけの朝食でした。健康のために私は食べないですませていました。途中でお決まりのマック昼食にしましたが、アメリカでは何かが足りない食事をいつもしています。マックを美味しそうに食べていた隣り席の若者が羨ましく見えました。昼食時間は
午後の2時でした。今度は私が運転をする番ですから、店を早めに出て彼を運転席で待ちました。
    知らない町や野原をしばらく走り、すっかりと辺りは暗くなりました。ナビで近道を選んでいるので、思わぬ冒険ができます。今回は真っ暗な野良道のようなところをしばらく走ると、いきなり工事の車両が道の大半を占拠して工事をしていました。強引にその脇をする抜けてしばらく走ると、いきなり全面ストップになってしまいました。まったく、どうなってんだ。と言いたくなりましたが、強引に
すり抜けて走ったてまえから、文句は言いません。とぼとぼと3kmくらいを戻り、大通りに出ました。
   ここから、ガルベストンまで2時間くらいです。心を平和にしてハンドルを握り直しました。続きは
夜半です。
                                                    アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
                                     

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