2017年1月6日金曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(ソルトレイク)・・・17

2017.1.6金 曇天 午前6:34
 ソルトレイクの町を出て、IN80号線に乗りしばらく走ると、道路の周辺に塩らしきもの
が見え始めた。それだけでなく塩を精製するプラントも所々に現れた。櫓やベルトコン
ベアーが忙しく動き始めている。ベルトコンベアーの下には、真っ白な塩の山が蓄積
されている。町を出た時点では、塩の欠片は所々であったが、だんだん多くなり、暫く
走ると、辺り一面が雪のように真っ白になってきた。道路は一直線がずーっと続き、
何処までも真っ直ぐであった。道路の寄せ幅の広いところに停まり、塩の感触を確か
めたくなり、車を寄せて停めた。道路のそばの塩は排ガスで汚れていたので、興ざめ
したので、早々に車に帰った。更に、車を走らせると巨大な塩湖が現れた。向かって
右側にソルトレイクの本体が現れ、その大きな空き地が駐車場と休息所になってい
たので車を乗り入れた。車を降りて塩湖の上を歩きたくなり、友人二人と湖の中に足
を入れた。恐る恐る足を出し、更に奥に歩いた。良く見ると、タイヤの跡や多数の人々
の足跡が見えたので、湖中に落下することは無いなと安心をした。湖の上が安全と
分かり、もっともっと奥地に進み、駆け足をしたり、飛び跳ねたり、尖った物で塩を抉っ
たりしてみた。何かのニュースで見たが、この湖の上で自動車のスピードレースの
大会も行われたりしていることを思い出した。ソルトレイクの沈没事故等のニュース等も
聞いたことが無い。安全は大丈夫、景色は美しい、ふっと観光客の気分になり、近くや
遠くを十分眺めることができた。辺り一面、真っ白、雪の中で遊んでいる気分になって
しまった。妙な気分であり、このまま錯綜気分になったら、大変と思い友人に帰ろう
と叫び、車に戻った。
次は、爆弾の実験を見てしまったを記します。
               アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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