2017年1月17日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(田舎のモーテル)・・・25

2017.1.17火 快晴 午前4:45
 山の中をあと10km彷徨っていたらエンストを起こし野宿か車中泊の羽目になるはずで
あったが、ガソリンスタンドが現れ助かった。いい気分になりモーテル探しを始めたら、
ついている時は直ぐに目的物にぶち当たるのである。但し、泊まれれば良い、という程度
であった。何処かのチエ―ン店に加盟しているわけでないモーテルであったから、期待
できないと思ったが、寝られれば良いという最低の望みで泊まったから、不安は何も生じ
ないで泊まれた。カウンターの前で記帳していると、後ろから大声で「ワン」と唸られた
ので、びっくりして振り返ると、アメリカ狩猟犬の歓迎の声であった。闘ったらとても勝て
そうもない熊とも戦えるほどの大型の犬である。私は手を出してその犬を撫でることも出来
ずに、鍵を貰って部屋にはいった。部屋は心配するほど汚くは無く、コーヒーやタオル類
はそれなりに綺麗であり、ベッドのシーツもノリが効いている。しかし、シャワー室に入って
みると、そこは別世界のシャワー器具があった。衛生感は無く、お湯が出れば最高という
程度であった。一難去ってまた一難となってしまったので、部屋を取り換えようとしても
ムリだろうと思い辞め、儀式的にシャワーを浴びてベッドに寝転んだ。ベッド上で考えたが、
近くにレストランは無かったので、瓶詰缶詰と菓子類での夕食とすることにした。結果、
テーブル上には、ペット水、チョコレート、クッキー、ソーセージ2本、ビールとウイスキー
だけが揃った。友人と今日の失敗の原因等を相談しながら、明日は何処まで行けるか
を結論として夕食を食べ終えた。ネットで調べると、オレゴン州の一部まで車を走らせ、
ネバダ州境にて、このモーテルに泊まっているから、ネバダ州を抜けてカルフォルニア州
まで入れることが分かった。砂漠的草原から岩肌の山を抜けて、牧場のある山の麓まで
来たからカルフォルニア州都のサクラメント迄行くことにした。次回はアムトラックと並列
競争を記します。
                アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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