2017年1月10日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(リノから北西へ)・・・21

2017.1.10火 晴 午前6:45
 塩湖ソルトレイクから太平洋に向かう途中の砂漠でゴーストタウンを見た。背筋が寒く
なったのでそこを退却し先に進んだら、ネバダ州のリノの町に着いた。昼をどうするかと
相談の結果、スーパーで日本食でも買うかと思いつきスーパーに向かった。スーパーで
カルフォルニア巻の弁当を買い、キャシャ―を済ませ、帰ろうとしたら、店にスロットマシン
が置いてあり、数セントで遊べるようになっていた。ご婦人がレジを済ませた後に、コイン
ンを入れてレバを下げ、運試しをしていた。ご婦人は当たらなかったのだろう、何もなかっ
たように、買い物袋を下げて出て行った。私も真似をしてコインを入れ、運試しをして
みたが、ご婦人同様にゼロの喧嘩が出た。一寸淋しく悔しくなったが、アメリカに寄附だ
と思い外に出た。スーパーの敷地を眺めまわしたら、中華料理の弁当屋が有り、近かずく
と休業のようであり、残念がらずにすんだ。車内で友人とカルフォルニア巻弁当を食べ、
今後の道筋の相談をした。私は予定より早く進んでいるので多少の回り道をしようと提案
をした。友人の賛同を貰い、そそくさに車を出発させ、IN80号線を横切り北東に進路を
取った。リノの町から30kmの地点で道路が分かれていたので、右側の道路は更に
北東に行ってしまうので、一旦戻るようになってしまう。左の道路なら北西になるので、
ハンドルを左の道路に向けた。ここが過ちの第1点になるなんて考えもしなかった。
数時間走っても出合う車は一台も無く、だんだん心細くなってきたが、私は「大丈夫だ、
北西に進路を取っているから」と言い、友人の不安を消そうと躍起になっていた。戻る
なら今だと思いながらもできないで、先に進んだ。アメリカと日本とでは距離感が大きく
異なるのを計算に入れないで進んだ。町らしい町は何処にも見当たらずの状況となって
しまった。次回は油も無くなり、人家もなく、スタンド等ありゃしないの状況を記します。
              アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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