昨日からの続きですが、突然に温かい雨が降り、山荘前の谷川の水嵩が増え、奇妙な音を立て大量の雨水が流れてきました。私は山荘の庭先を、その奇妙な音を立てる原因を見極めたく、獣道みたいな桟道を恐る恐る登って行きました。あたりは真っ暗闇のうえ、崖ぷっちの桟道ですから、強い目的意識を持って登らないと、辿りつけません。五体どころか脳味噌にまで力を入れて、勇気までおまけをつけて登って行きました。奇妙な原因の音は、日本では考えられないような谷川の大きな石の塊りと、極端に曲がる川の流れ、滝壺の多さやその深さの複合的原因のようでした。山荘の庭先まではLED電燈に照らされた街灯でしたから、周りは見えたのですが、桟道から先は遠くなる山荘の明かりが頼り、辺りがだんだん暗くなり不安感が先に立った桟道の冒険となりました。悪いことを考えると悪いことが起きるので、その桟道を登っている時の私は、今までに見たことのない桃源郷が現れるのでないかと、期待に胸を膨らませて登りました。何時も中国を旅しているときは、悪い予感をしません。とんでもない良い期待を持って旅をしています。おかげで、とんでもない悪いことは、今までに起きていません。私はとんでもない目にあったことが無いのです。天の神様に感謝しーます。
明日は崖ぷっちの食堂を掲載します。
アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
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