2016年9月1日木曜日

照沼重輝の中国彷徨記(大連の満州鉄道)・・・8

2016.9.1木 快晴 午前6:44
 大連に仕事で行った時の話、水産物加工会社に納める資材会社から頼まれたので
大連に行った。しかし、その数年前にも訪中団で行ったことがあるので大連の経験は
十回ほどある。戦争前は多くの日本人が大連港から揚がり満州の奥地に向かったが、
その大連港の真ん前に昔の満州鉄道の本社があるので見学をしたことがある。その
近くに大連駅がある。満州の玄関である大連駅は日本の昔の駅の名残を残し、風情が
ある建物である。昔の新アジア号の機関車を見学したが、どう見ても戦艦のような形を
している。小銃などでは貫通しないような運転席と普通の数倍ある大きさの機関車で
あった。次に昔の日本が建てた大和ホテルに行くと、戦争時代の日本の意気込みが
感じられた建物である。ヨーロピアン風でもあるが、日本の力と先進性をアピールした
建物である。この建物の中で軍人や特務機関が暗躍したのかと思うとスリリングな
出来事が数多くあったのかと勝手に想像をしてしまう。どうやら大連は坂が多く、アメリカ
のサンフランシスコと似ているなと思った。
                アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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