2016年9月20日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(明け方)・・・6

2016.9.20火 雨 午前5:40
 アメリカ大陸の中心のオマハを過ぎて1時間も過ぎると朝日が東から
微かに出てくる。何というのか、神々しい光である。日本人は朝日は海
から出てくるように思う。アメリカの東海岸の住民も同じく思う筈である。
機内から見る朝日は、地上で見る朝日よりもっともっと光輝くのでる。
思わず心の中で手を合わせてしまう雰囲気となる。ボストンかポート
ランドのあたりであろうか。とにかく太陽が海から出てくる瞬間を機内の
窓から眺めるのでる。眼下の無数にある池や湖の水面までが朝日に
合わせて輝きだす。何度行っても新地に向かう気分となる。もしかする
と朝の太陽には、特別なパワーを抱いているのかもしれない。俺はその
朝日を機内の窓から眼下に見て、間もなくニューヨーク空港だと思いを
抱き、日本人らしく靴を履きなおしたり、身支度を整えてしまうのである。
だが着陸するまで約1時間以上あることを思い、長い旅路であったこと
を再認識するのである。そして、疲れを感じながらも次の地点の環境に
対応すべく心身の整理をするのである。
          アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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