2016年9月8日木曜日

照沼重輝の中国彷徨記(蘇州と杭州)・・・12

2016.9.8木 曇天 午前6:22
 昨夜中国から戻ったら、テレビで杭州のことがもちきりで放映されていた。
何度も蘇州杭州に行った。この町に特別の感情は湧き上がっていないが、
観光地としては面白いので記してみます。昔の蘇州は呉の国で杭州は越
の国であった。「呉越同舟」「臥薪嘗胆」等の言葉を思いだされる。
蘇州には20回以上、杭州にも20回以上は行っているはずであるが、いず
れもビジネス絡みで行っているので大した観光はしていない。それでも
記憶に残ることを記します。
 蘇州は揚子江沿いの発展している町である。上海駅から電車に乗ると
約1時間30分で着く。蘇州城や斜塔が有名であるので、登ってみると
確かに城跡のような台地があり、中腹に1,000人は座れるという岩板
平地があり、そこを過ぎると闔閭が名剣を池に埋めたとする場所があり、
更に登ると台地の頂上に着いてしまい、あっという間に降りなくてはなら
ないくらいの見るものしかなかった観光地であった。
 杭州には水戸の千波湖のモデルとなった大きな西湖がある。杭州の
東方100kmのあたりに紹興市が、昔の越の国の都である。西湖を
周遊すると徒歩ならば二日はかかり、車ならば半日はかかると思う。
有名人の岳飛や秋瑾の記念物を見て廻り、毛沢東の別荘を改築した
ホテルに泊まるのも歴史を思いだす旅になれる。俺は毛沢東の別荘に
数回は泊まれたチャンスに恵まれた。昔の政府要人の外交官が手配を
してくれたのであった。軍隊の歩哨が24時間にわたり周囲を警戒してい
る迎賓館であった。このようなことを比べると、蘇州と杭州の地域の差は
明白である。蘇州は昔の観光地で杭州は昔より現在の観光地である
が政府の重要拠点が数多くある。呉と越の名所旧跡の戦いも越が勝利
を維持しているのでないだろうか。
         アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
 


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