2015年7月21日火曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(山また山その奥にまた山)・・・74

2015.7.21火 快晴 午前7:00
  水戸弁で・・・休み明けの散歩運動は疲れっぺ、だが、俺は散歩に出たんだ。
   山の中のガスステーションで油を満タンにして、カードで金を払おうとしたら、現金に
しろと言われ、現金で払った。彼らはカードをやっていたので、現金が欲しかったのかな
と思ったが、どうでも良いので「サンキュー」と言って山を降り始めた。
   くねくねとした道路を降りながら、時折、駐車ペースに車を止めて、遠くの景色を眺めた。
目の前の山の後ろに山、そのまた奥に山が見えた。アメリカ大陸の高いところからの眺
めは最高だ。高いところからの眺望を見ていると、鳥になって空を飛べるような気がして
きた。思い切りジャンプ、一気に上昇気流に乗り、青空に泳げればいいなと思った。
ハッと気を取り直して元の道に戻り、山を降り進んだ。バックミラーに山の上が写る、
その景色がどんどん遠くなり、小さくなって行く。それに従って、山の裾が近くなってくる。
ガスは満タン、今度は俺の腹のガソリンが乏しくなってきた。夕暮れから夜の間に写った。
窓を開けると、と遠くから牛の鳴き声が聞こえてきた。「モー、モー」沢山の牛の鳴き声が
聞こえてくる。暗闇に目を見張ると、大木の下に沢山の牛がいる。あと少しで、宿と夕食
にありつけると思うと元気が出てきた。
                                         アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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