2015年7月13日月曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(町名はゴールド・ラン)・・・68

2015.7.13 月 曇り 午前6:30
  水戸弁で・・・土曜日はおもしかったな、高級料亭で俺が主役で、支払いも主役だった。
ハンドルを左に切り降車ラインに入った。スピードが落ち、道路の地名標識が遠くに
見えてきた。心がドキドキしてきた。標識まで距離は約300m、もどかしかった、なか
なか見えてこない、300、200、100m、見えてきたRの頭文字が見えた、次の文字も
見えてきた、全体が読めた「GOLD RUN」と読めた。やったー、と一人叫んでしまった。
俺は勝手に意味を理解した。金が来る、もしくは金に向かうと理解をした。反対の意味は
大変だ。金が逃げていくとも理解できる。怖くて辞書を引く気になれない。二つの相反す
る意味がありそうだ。そうだ、何も今に正確な意味を調べなくてもよい、調べたうえで
悪い意味が出たら損失だ、帰りの飛行機の中まで意味を棚上げしようと考えた。俺は
良い運勢を取ったと考えるべきだと決めた。自然にウキウキしてきた、ゴールドラン
の標識の下で写真を写し、一生の宝を作った。ラッキーを誘い込みたい友人がいれば、
連れてきてもやりたくなった。標識を有り余るほど写真を撮った。標識に投げキスを送り、
高速道に戻った。標識の上の青空が何時までも脳裏に残った。その年末、水戸の
友人が年末の県議会選挙に当選をした。ゴールド・ランが来た、この地はラッキーに
なれる地と、あらためてその地に感謝をした。
                                  アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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