2015年7月2日木曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(交通標識の銃痕)・・・64

2015.7.2木 曇天 午前7:00
   水戸弁で・・・晴れると思ったが晴れねーな、気持ちは快晴にすっぺよ、おめーらな。
   帰りはソルトレイクのアメリカ軍爆弾演習地を通り、一直線にIN80号線に戻った。そ
の途中の殆どの道路標識には、大中小の銃弾の貫通穴があった。大げさであるが、
アメリカ人の銃に対する感覚はマヒしているかもしれない。あらためてアメリカ社会は
超身近に銃があるのだと思えた。考えた、俺の車の中には自分を守る武器は何もない。
殆どのアメリカ人の車には銃が保管されている筈だ。横断中にもめ事があったら、銃を
撃たれるかもしれないのだ。その時の俺はどうやって身を守るか考えてみたら、何も
持っていない俺は背筋が寒くなったが、問題未然に防ぐほか無いと腹をくくるほかなか
った。
   そんなことは忘れて交通事故を起こさないように神経を戻し、青空の彼方に消え
るハイウエーを西に目指した。ハイウエーの一直線の先は一筋の糸のようにどこまで
も伸び、やがて青空と一体になり、消えて行ってしまった。あとサンフランシスコまで
1000kmもある地点であった。
  明日は大陸横断鉄道と併走したを記します。
                                      アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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