2016年1月10日日曜日

照沼重輝の中国彷徨(田舎の食堂)・・・6

2016.1.10日 快晴 午前7:49
 田舎の食堂で昼食をとった。他の客のテーブルには大🍚、大皿、大椀等の食器に白飯を
はじめ野菜や肉が大盛りになっていた。友人はいち早く円卓テーブルを占拠し、何やらウエ
ートレスに早口で注文をしていた。ボウルに白飯が大盛り、大皿に煮魚が数匹、スープは
大🍚、お新香類は中皿に大盛りといういで立ちで円卓テーブルに運ばれてきた。これらの
食べ物がテーブルにのった途端、蠅の数十匹の空襲を受けたのである。白飯の山が黒く
なるほど集ったので、友人は白飯の山の中から、かまくら掘りで私に毒されていない白飯
をよそってくれた。箸はテーブルの上に散らばっておかれていた。その橋をテイシュで
きれいに拭き、更に、茶を入れるコップまでをきれいに拭く作業を終えてからでないと、
その当時の中国の食堂では、食べられなかったのである。味はどうかというと、幸い
俺はどんな場所でも場面でも食欲は減退しない性格であるので、美味しかったと言える。
  俺と友人は食を満たす作業を黙々と続けた。黙々となぜ続けたかというと、左手を休め
ると蠅の空襲を受けて、見えない黴菌を蠅につけられてしまうからである。そんなわけで
食事中の楽しい話どころでなかったのである。左手で蠅を追い、右手で口に食べ物を
運び、目は食べ物に集る蠅を威圧する食べ方となってしまった。それでも希少価値の
食堂の経験が面白かった。次は、食堂の裏舞台を覗きに行った話を記します。この
食堂は上海と松江の途中にありました。
                 アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
豚足料理・・・足が強くなるかな・・・。

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