2015年6月14日日曜日

照沼重輝のアメリカ彷徨記(山の頂上)・・・56

2015.6.14日 曇天 午前7:40
   水戸弁で・・・気持ちが良くねーなー、この天気は人を愁殺する、早く終われよ。
ロッキーの麓は緑多く、遠くに見えた頂上も美しく、青空を目指して登ってきたが、中腹で
冷たい風に見舞われ、荒涼とした人をよせつけない山肌を見て、更に、頂上を意地になっ
て目指した。頂上近くで見る下界は、豆粒の世界であるが、目を上空にやると入道雲が忙し
く動いていた。あと頂上までは10分の位置になった。頂上で何を思うか、何をやろか、思案
しながら上に向かった。僅かな10分の間に頭が忙しく活動をした。
   頂上が見えてきた。頂上はわずかな土地であった。一息つこうと車を空き地に入れる。
車から出て回りを見渡した。ローッキーは北の端てから西の端てまで延々と続いていた。
アメリカ大陸を代表できるロッキー山脈である。頂上では宇宙、地球、海、大陸、原野、川、
砂漠、草原、平野、湖沼、小川、里山、田圃、畑、自宅前と敷地を連想していた。大きなもの
から小さなものを次々に頭に浮かべた。地球の峰の天辺で思いにふけってしまった。我に
返って現実が頭と心に侵入してきてしまったので、車に戻り次の地点を目指した。
                               アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝
   

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