2014年12月26日金曜日

2014年までの中国(吉林省の遺棄爆弾)・・・196

2014.12.26金  快晴 午前6:45
   テーブルの真ん中に座った私は覚悟をした。両サイドにいる日本人に意見を求めても発言しない
だろうと考えた。そうなると頼りは私だけとなる。ここは腹を決めて、仲間は誰もいないと考えたほうがよさそうだ。両サイドに相槌を求めても無理な仲間であった。私は副省長の目を見て話を始めた。「この話のミスの原因は日本語に不慣れな通訳が原因となった」「たいへんすみません」と口火を切った。相手は「数十億円の遺棄処理設備を寄付するという話は変だと思ったが、信頼できる同胞からの話であったので信用した」と言った。私の心臓の鼓動は最高潮に達している。信頼できる
同胞というのは、中国政府のアメリカロビースト筋からの話であった。周囲には吉林省の役人と
取材記者等を含めて10人を超える人がいる。日本人としてぶざまな言い訳や態度はしたくない、それに私の心の中には、この危機を次のチャンスにしたいと思う考えがで始めていた。相手方の幹部の目と私の目が数秒間合わせた間に、次のステージへ行く話をしようとの合意ができたと感じた。私は言い訳や弁解は極めて嫌いな性格であるから、早くこの場を改変させて次の話をしようと
考えていた。
                                             アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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