2014年12月22日月曜日

2014年までの中国(吉林省の遺棄爆弾)・・・195

2014.12.22月 快晴  午前7:00
  私は赤い絨毯の前を前に進んだ。後ろから友人は来ているかどうかは見る余裕はなかった。幹部とわかる大きい男が近寄ってきた。私は「ニーハオ」と言い「トイブチ」「トイプチ」と連発をした。
大きい手がでて相手は握手を求めてきた。私も手を差し出した。相手は右手であちらに行こうと
指をさした。その方を見ると、黒塗りの高級車が数台停まっていた。数人のマスコミも来ていたが、
インタビューは無かった。記者の顔を観察する余裕はなく、促されるままに車に向かい、後部座席に乗らされた。さてどこに連行されるのか考えたが、道中の景色を見る余裕は無かった。途中で
監禁に相応しい建物が見えたりすると心の不安が増した。やがて、省庁の一部の建物らしいところに行き着いた。ドアが開けられ地面を踏んだ。その瞬間、私たちは大丈夫だと希望を持てた。この建物は公のものである。その中でのリンチや強要されるようなことは無いだろうと考えた。会議室のようなところに向かった。中に入り長テーブルを挟んで向かい合った。名刺の交換をして、副省長が出席していることが分かった。私はあらためてその人物に敬意を表する目で相手を見た。
私は覚悟ができるようにテーブルの真ん中に座った。
                                               アメリカ・中国大陸馬賊隊・・・照沼重輝

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